こんにちは、建築士のりょうたです。
最近の建築業界のブラック具合はやばいですよね。
僕が新卒で入社したサブコンなんかはかなりキツくて、異業種に転職してしまった同期がたくさんいます。
同じように異業種に転職したい人って結構いると思うんですよね。
- 建築の仕事がブラックすぎて辞めたい。
- 異業種に転職したいんだけど、建築のスキルを活かせる仕事はあるの?
- 残業はしたくないけど、年収は下げたくない。
こういった疑問に答えつつ、建築業界のスキルが活かせるホワイトな職種を3つ厳選して紹介します。
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目次
建築業界で磨かれたスキルは異業種でも通用する
異業種に転職するときに、ノースキルでいきなり挑戦するのはリスクがあります。
転職できたとしても、スキルが無いと安いお給料しかもらえないでしょう。
ですが、建築業界って結構、修羅場が多いじゃないですか。
そんな修羅場をくぐり抜けてくると、どの業界でも通用するスキルが身についているんですよね。
マネジメント力

現場監督なんかをやっていると、自分が主体となって多くの部下や外注さん、職人をまとめ上げなければなりません。
プロジェクトを完遂させるために、誰に何をお願いすれば良いか。
そして、気持ちよく仕事をしてもらうために、自分は何をしなければならないか。
日々こんなことを考えています。
このマネジメント力は、他の業界でも重宝されます。
課題を解決する力

僕は今まで、施工管理や設計のポジションを経験してきましたが、数えきれないほどのトラブル・課題に出くわしてきました。
そして、それらの課題に直面したときに判断を謝ると、数十万、数百万円単位で、あっという間に損失が出てしまいます。
とはいえ、建築業界は基本的に「即レス」が求められるので、じっくり考える時間もありません。
なので、迅速かつ適切に課題を解決するための道筋を立てて、判断していくスキルが身についています。
多種多様な人たちとのコミュニケーション術
建築業界は多重構造になっているので、一つのプロジェクトを進めるのに、非常に多くのポジションの人々と関わりがあります。
- 施主
- 設計者
- 施工会社の現場代理人
- ベテラン職人
- メーカー
- 公官庁の役人
自分よりも遥かに技術力の高い施主や、プライドを持っているベテラン職人、技術的な知識が少ない公官庁の役人。
などなど。。。
ものづくりを進めるためには、そんな人たちを説得させなければいけません。
なので、自然と交渉術が身についています。
建築業界のスキルを活かせる異業種3つ
今後も世の中からの需要があり、かつホワイトな職種を厳選しています。
- ITエンジニア
- 不動産ディベロッパー【高収入がほしい人向け】
- 地域おこし協力隊【田舎に移住したい人向け】
では、少し詳しく見ていきましょう。
1、ITエンジニア

えっ?
と思うかもしれませんが、建築の仕事とITエンジニアの仕事は非常に似ています。
ITエンジニアの仕事は、WEB上で「ものづくり」をする仕事です。
WEBサービスの設計や集客をしたり、プログラミングでコードを書いたり。
そして一つのものを作るのに、いろんな専門家が協力して作っていきます。
建築とはフィールドは違いますが、「ものづくり」という共通点があるので、早く馴染むことができます。
ITエンジニアへの具体的な転職の仕方は、こちらの記事をどうぞ。
建築業界からIT企業のエンジニアに転職するためのステップ【3ヶ月でOK】
2、不動産ディベロッパー【高収入がほしい人向け】

不動産業界の中には、いくつかの職種があり、投資事業や賃貸など。
その中でも特に、建築業界出身の人に向いているのが「不動産ディベロッパー」です。
大規模な商業施設や複合施設などに適した土地を探し、建設の企画・開発をしたり、収益性の検討をしたりします。
建築業界からみると、「上流側」または「発注者」にあたる職種です。
なので、今までやってきた建築の仕事から、さらに視野を広げて物事をみることができるので、スキルアップをすることができます。
さらに、上流側なので、自らが時間のコントロールをしやすいという特徴があります。
自分の力量次第では、ホワイトな労働をしつつ、高収入を狙うこともできますね。
「doda」の転職エージェントに相談をすると、ライフワークバランスを充実させつつ、高収入が狙えるような不動産ディベロッパーを紹介してくれます。
3、地域おこし協力隊【田舎で働きたい人向け】

やや特殊ですが、最近はメジャーになりつつある職種。
田舎に移住をして、地域を活性化させるために活動する仕事です。
仕事内容はさまざまでして、
- まちづくり支援
- SNS運営、マーケティング部門
- 観光事業
- 児童教育支援
- イベント運営
もちろん、建築の経験が活かせるようなポジションもあります。
上司に言われて仕事をする。。。
と言うよりも、「自分で仕事を創り出す」という情熱を持っている人に向いています。
自分を大きく成長させたいのであれば、チャレンジしてみる価値はありますね。
以下、2つのサイトでは、全国各地で地域おこし協力隊の募集をしています。
- AP地方創生プロジェクト:お試し移住や体験ツアーなどから始められる地域があります。
- 地域への移住と関係人口のマッチングSMOUT(スモウト):自分のプロフィールをしっかり埋めておくと、現役の地域おこし協力隊からスカウトが届きます。
サイトをのぞいてみると、結構面白い地域がたくさんありますよ。
異業種への転職は若いほど有利
異業種への転職成功のコツは、「悩む前に行動すること」です。
当然ながら、今まで経験したことのない業界に飛び込むことになるので、さまざまな不安が頭をよぎると思います。
ですが、企業側からしたら若い人を採用したいのがホンネ。
悩んでいたらキリがないので、先ほどあげた3つのスキルをアピール材料にして、まずは行動しましょう。
- マネジメント力
- 課題を解決する力
- 多種多様な人たちとのコミュニケーション術
具体的な企業などは、行動しつつ調べればOKです。
最初の第一歩の行動として、以下にまとめておくので、参考にしてみてくださいね。